推拿の手技はバネ指(弾発指)にも有効です。
バネ指は指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえている靱帯性腱鞘が“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かる現象が現れ“ばね指(弾発指)”と呼んでいます。
原因は更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性、手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人、糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生し、母指(親指)、中指に多く、環指、小指、示指にもよくみられ、腱鞘の肥厚、肥大によって通過障害を起こすため症状が悪化します。
日本の治療は局所の安静(シーネ固定など)や投薬、腱鞘内ステロイド注射などがありますが、再発することも少なくありません。改善しないとき、再発を繰り返す場合は腱鞘切開手術を行います。
推拿はバネ指(弾発指)に対してもとても有効です。
2018年までホームページで掲載をしてきませんでしたが、紹介などを介して18年間で10人前後に推拿を実施したところ改善しています。中には10年前後も「バネ指」だった方もいます。